減量にまつわるエトセトラ
結局は自分にあったやり方を、いかに早く見つけるかが勝負だと思います。
要は沢山の経験が必要ってコト。
ある程度の道筋は分かってるけど、激的な近道は無いって感じ。
そんな中で、俺の減量経験を少々。
技術的なコトは、別の記事で書くつもりです。
てなわけでスタート。ちょっと長文です。
しかも一発で書いてるから誤字脱字はご容赦を・・
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第一期 <入門~デビュー戦>
今は大体60kgで安定してるけど、キャリアはじめた頃は68kgありました。
いわゆるメタボ体型。ここからスタート。
減量するには、走らなくちゃ!ってコトで
何も考えずひたすらランニング。
のつもりが、全然走れないw
とりあえず、タバコ止めました。
10年位吸ってたタバコ止めたら、1週間くらいで走れる距離が増えました。
で、6kgの減量に成功。
期間は2ヶ月程度だったかな?
途中、体重が落ちない「壁」があって48時間プチ断食を実施。
停滞状況を超えて、そこから下がっていきました。
肝心の試合は惨敗。
今から考えると、目標が「減量」になって、
「試合」に向けた練習が不足してたかもしれません。
更に言うと、当時の減量のやり方は酷かった。
走って、メシ抜いて・・それだけ。 それじゃ上手くいかないよ。
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第二期 <青帯時代>
白帯から青帯になり、最も試合数が多かった時期。
この時期、ガロ級にチャレンジしました。リミットは54.9kg
当時の写真。
2006年10月の記事から取りました。
この期間やってたことは、
① 練習
② スポクラでのエアロをはじめとした有酸素運動
③ 筋トレ
④ 食事制限 一回の量を減らして、回数を増やす。1日4食。
⑤ サウナ 水の摂取量を減らす。
今考えると、間違いがいくつかありましたが、
最も大きな間違いは⑤のサウナで汗流して、水の摂取量を減らすコト。
これを習慣的にやってました。
経験者なら分かるけど、この行為は試合前日の水抜きであって、
中~長期の減量に用いる方法では無いのね。
身体は一見バキバキだけど、
全然力が入らない仕上がりになってしまいました。
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第三期 <紫帯時代>
この時期は、格闘技界全体に減量テクが行き渡った頃。
水をたくさん飲んで、代謝を上げて、カラダを回す理論。
俺もこの頃から、水を大量に飲んで、できるだけ薄着で運動するなど、
普段から代謝を上げる事を心がけてます。
・有酸素運動も心拍数を上げすぎない。
・水はガバガバ飲む
・無茶な食事制限もしない。大事なのはバランス
・冷たいものは代謝を下げるので、できるだけ温かいものを食べる
サラダばっかり食べるのは、カラダが冷えるから逆効果。
野菜食べるなら温野菜が理想的。
外食多いなら、普通のバランス良さそうな定食でOK。
昔と比べて、明らかに変わったのは
「カラダとの会話」が増えたこと。
本来の目的は、「試合でのベストパフォーマンス」であって、
既定の期日までに体重を落とすことではない。
だから、カラダが求めてる食べ物など、
無理の無い範囲で、積極的に食べました。
で、2年前の写真。 56kgでの出場までの道筋
左側 62kg 2か月前のスタート時
右側 60kg 1カ月経過 脂肪が落ちて、筋量が増えてます。
で、試合1週間前。57kgまで落ちました。
ここまで2ヶ月で5kgの減量。
タバタ式サーキットも加えながら、
筋量維持、心肺機能強化を行いながら、スキル練習を重ねイイ仕上がり。
この時点で基礎代謝で800g落ちる状態。
試合前日の夜まで57kgをキープして、
残り1kgは基礎代謝と朝のアップで落として、計量クリア。
ここから、減量があまり苦にならなくなりました。
当然、プロの選手に比べれば全然甘いけど、
当日計量、計量30分後に試合っていうアマ環境では、
この位が適度じゃないか?って思ってます。
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減量についての質問に、一言で答えるのはなかなか難しいモンです。
でも、「代謝を上げる」ことに重点を置いて、
あとはいろんな人の実体験を聞きながら、自分のカラダで試すのが
最も遠回りで、最も近道だと思います。
サラリーマンでも、やろうと思えばそれなりのコトはできる!
俺で分かることであれば、いつでも答えるので、
気になった人は質問下さいね~
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追記 2014.08月記載
ここ数年、ギリギリでの水抜き減量による、減量失敗が目立ってきたと思います。
俺が感じる水抜き減量のポイントは「自分のカラダをだますこと」
でも、人間のカラダはめっちゃ賢いから、そうそう何度もだまされない。
恐らくだましきれる期間って、人生のうちで、せいぜい1~2年程度かと?
それ以降の極端な水抜き減量は失敗を招くような気がしてます。
なら、その1~2年をどこに持ってくるのか?
プロでの活躍を目指すなら、
自分のカラダをだます時期をアマ時代に使い切るのはもったいない気がします。