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六三四の柔術日記 bjjjam.exblog.jp

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by musakuni

経営ってナンだろう?

経営会議などの報告を受けるたびに、思うことがあります。


世の中の経営トップは、何を見てるんだろう?


実際の現金が見えてるなら、まだマシだと思う。
どうも、書類に記載されている数字しか見えていないような気がしてならない。


お金が書類に記載されると、
たとえば、100,000,000円と記載されます。


書類だと、ただそれだけ。
でも、実際のお金となると、それは凄い金額。

何人分の給料だとか、何が買えるとか、そういう想像力がなければ、
そこに書かれているのはタダの数字でしかありません。


○○○億円の売り上げを○%伸ばせ。とか
利益率が1%伸びたら、○億円の差が出る!とか、いろいろ言います。


言ってる事は良く分かる。1%伸びれば凄いことも分かってる。

でも、何の手段も持たせないで、
ただ1%伸ばせってだけじゃ、現場が出来ることは決まってる。


それは、残業。


実働時間以外に4時間位仕事すれば、1%位の利益率はカンタンに上がる。
そんなコトは誰でも知ってる。経営者でない新入社員でも知ってる。


それを平気でやらせる感覚・・・
書類の上に書いてある数字を、あれこれ妄想するだけの仕事。

それが経営者の仕事なのかな?


こないだTVで「ヘッドハンティングの特集」をやってて、
そこに出ている人が「将来的には経営者になりたい」って言ってました。

ハタチそこそこの若者が・・


彼らは経営者になって、一体何をするのかな?
っていうか、経営者になって何をしたいのかな?


経営者になるってことは、従業員に対してはもちろん、
日本という国に対しても重大な責任を持つということ。


その責任に対する自覚が無くて、
ただ、金が欲しいとか、威張りたいだとか、そんな感覚だと
下で働く従業員と、その会社に関係する取引先の人にも大迷惑。


能力があって、やる気のある人は経営者になればいい。
能力もやる気も無い人は、必要以上にでしゃばらない方がいい。


能力も人望もない人には、適切な助言も入らないので、
やろうとする施策が、すべて的外れ・・・


いつの時代も大変なのは、そういう人に振り回される社員達。
サービス残業を強いられている人達を見ていると、いつもそう思います。
by musakuni | 2007-09-02 22:11 | 仕事話