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六三四の柔術日記 bjjjam.exblog.jp

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by musakuni

自分の技術にするために大事なコト。

上司送別会の準備云々で、なにかと忙しい一週間でした。
この後も、初夏は会社主催のイベント満載でなにかと忙しい。

札幌のプロ修斗興行にも、会社主催のイベントがバッティング。

ひょろっと抜けれないか?と思っていたけど、
ゲストがお花のカリヤザキさんに決まったところで、修羅場モード決定。

ちょっと抜けるの難しそう・・つかメイン部隊になりそう。
上司も定年退職しちゃうしね。


そんな状況の中、金曜は今週初柔術。
スパーリング後半からの参加で、3本しかしなかったけどイイ運動になりました。

練習後の復習タイムで、メンバーから質問があって、
それに対してみんなでアレコレ。

アレコレ言ってるうちに、自分でも忘れてた技術を思い出しました。
一度そのカタチを思い出すと、派生技もアレコレ思い出します。

こういう話って結構大事だと思っています。
大事だと思う流れは、こんな感じ↓


・先生から教えてもらう技術を、会員がそれぞれ使ってみる。
・使っていくうちに、その技に対する自分なりの解釈が出来てくる。
・技の完成度が高くなり、自分の得意技になる。
・その得意技に持ち込むカタチまで工夫するようになり、技の成功率が急上昇する。
・他のメンバーから、その得意技のコツについての質問を受ける。
・人に説明していくうちに、自分の中でも技のコツを再認識する。
・いろんな人の質問を受けることで更に理解が深まり、「自分なりの説明」が完成していく。


「自分なりの説明」が出来たとき、ふと気づくことがあります。

それは、その「自分なりの説明」は、
実は一番最初に先生が全て教えてくれていたのと同じだということを。


一番最初に全て教えてもらってるのに、一番最後の段階で気づく。
最初から答えを教えてもらってるのに、最初から出来るヤツなんて誰もいない。


教えてもらったコトは、一度自分のフィルターに通さないと
本当に自分の技術として定着することはありません。

答えは分かっていても、そこに至るプロセスがなければ
いつまで経っても、「人の技」でしかない。

「自分の技」にするためには、自分の中での再構築が必要。

その結果、先生と言ってることが同じになっても、
苦労して身につけた技は「先生の技」ではなく「自分の技」になります。

そんな技のひとつひとつを、格闘技だけでなく
仕事でも家庭でも身につけて行きたいと感じた、今週初柔術でした。
by musakuni | 2009-04-25 10:32 | 格闘技